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高眼圧症と緑内障の違いはなに


「緑内障と高眼圧症は同じではないの?どこがちがうの?」と思われる方もいると思いますので、ここでは緑内障と高眼圧症の違いには何があるのか解説します。

2.8違い


緑内障について解説

緑内障がおこる原因にはいろいろありますが、おもに年齢を重ねることで眼圧の上昇などによって眼球を丸い形に保つ眼圧の調整が円滑にできなくなり、視神経に異常が起こり視野が欠けていきます。

眼圧の正常範囲は 10~20mmHg ですが、眼圧は通常20mmHg以内に保たないと視野に変化が出てくるので10mmHg台に抑えておきたいところです。

たとえば高齢になると緑内障になる確率が高くなりますので、視野に変化がなくても眼圧の動向に注意しながら21mmHgを超えたあたりから緑内障と疑い治療が開始される場合が多いです。

眼圧が21mmHg以上であれば眼圧が高いことにはなるのですが、眼圧は血圧と同様で 1日の時間帯や季節、測定時の体調、ストレスなどの条件で変動するので1回の測定だけで緑内障と決めるわけではありません。

そこで眼圧を基準に緑内障かどうかを決めるには何度も眼圧を測ってみなければなならず、常に基準値を上回っていれば眼圧が高いとみなして緑内障を疑う必要があります。


高眼圧症とは

緑内障 は眼圧が正常な眼圧値(10~20mmHg)を超えて上昇し視神経が障害され視野欠損などの変化がおこる疾患でしたが、高眼圧症のほうは明らかに正常な眼圧値を超えて高いのにもかかわらず、視神経の異常も視野が欠けるなどの変化もおこらないという特徴があります。


高眼圧症は緑内障に移行する確率が10年の経過でも10%程度といわれ、しかも眼圧が24~26mmHg程度の高眼圧症では眼圧を下げる治療をした場合としない場合での緑内障への移行率は差がないことがわかっています。

しかし眼圧を下げたことに満足し定期的な視野検査や視神経検査をしない例も多く、緑内障に移行しないとも限らないことから高眼圧症であっても経過観察を続けることが重要です。

ただし例外があり、高眼圧症でも眼圧が30mmHgを超えていて高度近視、家族に緑内障歴のある人、糖尿病や高血圧などの全身疾患がある人は緑内障への移行率が高いので、点眼薬によって眼圧を下げる治療を行うことが多いです。


基本的に高眼圧症であっても眼圧が高くなると視神経が圧迫され傷つき、視機能障害を起こす可能性が高まる可能性はあります。

高眼圧症の逆のタイプで、正常な眼圧であっても眼圧とは無関係に緑内障が進行するタイプの 正常眼圧緑内障 がありますが、眼圧に関するそのメカニズムはまだ不明な点があるようです。



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