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開放隅角緑内障の禁忌


開放隅角緑内障には日常的にしてはいけないことや薬物投与による禁忌もあります。

医療上の禁忌においては患者の病状を大きく悪化させる手術や検査、薬物投与などがありますが、ここでは開放隅角緑内障での禁忌について解説します。

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日常生活での開放隅角緑内障の禁忌

緑内障患者は一度に大量に水分を取ると眼圧が上がるとされ心配する人がいますが、普通の量であれば問題はないようです。

これまでは次のような行動は眼圧を上げるので行わないようにといわれていました。

check2 長時間うつむいて作業する
check2 暗い場所で作業する
check2 イライラする
check2 過剰に興奮しすぎる
check2 首の締まるシャツを着る
check2 一度にたくさん水分やアルコールを飲む
check2 カフェインの入っているコーヒーやお茶などを大量に飲む

現在は治療法が開発されて病状を管理していくことが可能になっていますので、あまり神経質にならないことが得策のようです。

コーヒーやお茶に含まれているカフェインには眼圧を上昇させる作用が微量にあるとされています。開放隅角緑内障の人はそれほど神経質になる必要はありませんが、大量の飲まないほうがよいかもしれません。

今までは水分を制限されていたことがありましたが、今は治療薬が開発されていますので、水やお茶、コーヒーなどは一気に大量に飲まなければ問題ないようです。

高齢の人は水分を取らない傾向がありますが、高齢ほど体内の水分が少なくなりますので、水分を制限することで脱水症状になると健康上の問題が生じることがあるので気をつけなければなりません。


開放隅角緑内障と診断されると眼圧が上がったり視野が狭くなるのを気にして日常の行動に神経質になる人がいます。しかし実際には日常生活を制限しなければならないことはなく普通に生活しても大丈夫です。

あらゆることを意識することは大切ですが、あまりにも気にしすぎてストレスになると逆効果で、眼圧はよほど過激な負担をかけない限り大きく変わることはないことから、開放隅角緑内障と上手く付き合っていくにはなるべく気持ちをリラックスさせることです。


読書しすぎると一時的に少し眼圧が上がるといわれますが、上がったとしても高い状態は長く続くことはないので心配はいりません。

喫煙と開放隅角緑内障の因果関係ははっきりしませんが、タバコは血液の循環を悪くする可能性が高いので禁煙はすすんで行うようにしましょう。

緑内障は欠中が関係しているといわれますが、少量のアルコールであれば血液の循環がよくなりますし、適度な運動も血流が良くなることで眼圧を下げることがわかっています。

一番気をつけなければならないのは薬を使用した場合です。


副作用のある薬の種類

全ての薬に副作用はあるといっても過言ではなく、特殊な病気を持っていたり、妊娠中の女性には使用できない禁忌薬もあります。

同じ薬を使った時に問題がおこる人もいますし全く問題がおこらない人もいるように、すべての人に問題がおこるわけではないようです。

緑内障で使われる薬にはどのような副作用があるのか、主なものを紹介します。


check1β遮断薬
眼圧が下がる効果が比較的高く、全身的な副作用を起こす事例はありますが、目に対する局所的副作用が比較的少ないために広く使われてきました。

注意しなければならない副作用としては、心拍数の低下、呼吸機能の低下、ぜんそく発作の誘発、息切れ、血清脂質への影響、インポテンツ、抑うつなどがあります。
目に対する副作用としてはまれにドライアイの状態になったりかゆみや異物感を感じるケースもあるようです。


check1交感神経刺激薬
アレルギー性結膜炎がおこる頻度が高く、充血、散瞳などの局所的な副作用もあり、点眼を始めてから数週間で視力低下を感じる人もいるようです。
全身の副作用の影響は少ないのですが、まれに頻脈や血圧上昇がおこることもあるようです。
長く使っていると薬剤に対して抵抗力が生まれ眼圧下降効果が弱くなることがあります。


check1交感神経α2刺激薬
各種緑内障レーザー治療後の一過性の眼圧上昇を予防する薬として使われていますが、長期間使う薬ではないようです。
副作用としては結膜が青白くなったり、軽い散瞳、結膜アレルギーなどがおこるようです。


check1副交感神経刺激薬
通常の点眼では全身性の副作用が出ることはまれです。
縮瞳による暗黒感や毛様体筋の収縮による浅前房、水晶体厚の増加、視力低下などの副作用があるようです。
血流を増加させることから炎症がある場合は使用は控えた方がよく、白内障の進行も指摘されるので使用頻度は少なくなっているようです。


check1プロスタグランジン関連薬
この薬での副作用は、点眼時の不快感や異物感、結膜充血などがあるようです。


check1炭酸脱水酵素阻害薬
房水の産生を抑制する薬です。
眼圧下降作用は内服薬よりもやや弱いものの全身性の副作用はほとんどなく、点眼時にまれに目がしみる感じがしたり、目が充血する、一時的に霧がかかったように見えるなどの副作用があるようです。


ステロイド薬(副腎皮質ホルモン)は注意が必要

緑内障の薬で問題なのは、繊維柱帯の目詰まりを起こす可能性の高いステロイド薬です。

「ステロイド緑内障」は、長期間ステロイド薬の内服薬や塗り薬を使い続けることで、眼圧を上昇させる副作用によっておこる緑内障です。

ステロイドによる眼圧の上昇には個人差があるので、全ての人がステロイドを使ってはいけないわけではないですが、ステロイド薬をつかうと眼圧が上がる体質の人は使用してはいけません。

1000人がステロイド点眼薬を使った場合 約5人程度は眼圧が上がるといわれます。

本人がステロイド緑内障の体質かは、点眼薬を使ってみないとその体質であるかどうかはわかりません。

眼圧の上昇に気づいた時にステロイド点眼薬を中止すれば眼圧は戻るのですが、知らずに使い続け発見が遅くなると緑内障が進行している場合があります。

同じ種類のステロイドでも濃度が薄いと眼圧が上がらないなど、同じステロイドなのに眼圧が上昇しにくいステロイド点眼薬もありますが、ステロイドがなぜ眼圧を上げるのかは解明されていないようです。


瞳孔が広がると房水の流し口が閉じて眼圧が上がるので、角緑内障の人は瞳孔(ひとみ)を広げる成分が含まれている総合感冒薬、鎮咳去痰薬、消化性潰瘍薬、抗ヒスタミン薬、血管拡張薬、血圧降下薬などを使う時は気をつけなければならないです。

また開放タイプの緑内障ではひとみが開いていても流し口は閉じませんので、眼圧が少し上がることもありますが急に発作を起こすことはありません。

ステロイド薬の使用に関しては医師に相談してください。


抗コリン作用の薬は要注意

開放隅角緑内障の代表的な禁忌薬としては、ステロイド薬と同様に「抗コリン」作用の薬があります。

市販で購入できる総合風邪薬、花粉症などのアレルギー薬、点眼薬にも抗コリン作用が含まれている薬が多いので、薬に含まれている成分はしっかり調べてから使用してください。


薬の副作用によっては緑内障が発症することがあり、緑内障をすでに発症している場合には薬の使用や服用に注意が必要となっています。

市販で購入できる薬は開放隅角緑内障の禁忌薬が多く、開放隅角緑内障の発症後に薬を使用することで症状が悪化してしまう恐れがあり危険です。

市販薬は開放隅角緑内障には使用してはいけない抗コリン作用を持つ眼圧を上げる恐れのある薬がほとんどで、
抗コリン薬には瞳を開くと同時に房水の出口をふさぎ、その排出を阻害する作用があります。

市販薬は医師に相談してから使用・服用したほうがよいのですが、病院で診察するのであればそのまま薬を処方してもらうほうが理想的です。



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