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閉塞隅角緑内障に抗コリンは危険な禁忌薬


開放隅角緑内障には適応する薬でも、閉塞隅角緑内障には禁忌であるという、同じ緑内障であるのにそのタイプや治療状況によって禁忌薬が違うことがあります。

房水の出口が閉じ、房水の流出が滞ることで眼圧が上昇する閉塞隅角緑内障は、抗コリン薬の影響を強く受けやすいです。

ここでは抗コリン作用のある薬は閉塞隅角緑内障ではどのような危険がある禁忌薬なのか解説します。

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抗コリン作用の薬は要注意

緑内障の代表的な禁忌薬としては、ステロイド薬と同様に「抗コリン」作用の薬があります。

抗コリン薬には瞳を開くと同時に房水の出口をふさぎ、排出を阻害する作用があります。

市販で購入できる総合風邪薬、花粉症などのアレルギー薬、点眼薬などには眼圧を上げる恐れのある、抗コリン作用を持つ成分が多く含まれている薬が多いので基本的に緑内障の人は使うことができません。

具体的なその理由には、目の中の水分が循環する経路が狭くなっているタイプの狭隅角緑内障や閉塞隅角緑内障で抗コリン作用のある薬を使った場合、虹彩の瞳孔括約筋が弛緩して隅角が狭くなり、房水が流れるのを妨げてしまい、急激に眼圧が上昇してしまうことが多くあります。

緑内障発作を引き起こしてしまうことが多いため、狭隅角緑内障・閉塞隅角緑内障では抗コリン作用のある薬剤は禁忌とされています。

緑内障発作とはなに

緑内障発作は、急激に眼圧が高くなることにより発作のように突然の激しい頭痛や目の痛みがおきたり、目の充血がおこったり、場合によっては嘔吐や腹痛、急激な視力低下や発汗などの強い症状がおこるのが特徴です。

緑内障発作を誘発する原因には、暗い場所での作業やうつ伏せになって作業していたり、風邪薬を飲んだ時などにおこることが多く、そのほかにも精神的に興奮したり、過度なストレスを感じたりした時などがあげられので、緑内障発作に不安がある人はこれらのことに注意してください。

緑内障発作で突然発作が起こる前兆の例として、目がかすんだり、目が重く感じたり、光りの周囲に虹が見えたり、突然強い偏頭痛がおこるという症状があらわれることがあるようです。


開放隅角緑内障は慢性的に眼圧が高い状態が続き、徐々に視神経が障害を受けて視野が狭くなるのですが、狭隅角緑内障や閉塞隅角緑内障では急激に眼圧が高くなると頭痛や吐き気がおこる場合があります。

狭隅角緑内障や閉塞隅角緑内障の人が抗コリン作用のある薬剤を使用すると、虹彩の瞳孔括約筋が弛緩して隅角が狭くなり房水が流れるのを妨げてしまうため、眼圧の上昇を起こしやすくしてしまいます。

そのため、狭隅角緑内障や閉塞隅角緑内障では抗コリン作用のある薬剤は禁忌とされています。

抗コリン薬の服用で一番気をつけなければならない人は

自分が緑内障であるのに緑内障である事実を知らないでいる場合を思い浮かべてください。

もしも自分が緑内障である、特に狭隅角緑内障や閉塞隅角緑内障であるのに、まだ知らないで抗コリン作用のある薬を使用するのは恐ろしいことだとは思いませんか?

特に市販で販売されている風邪薬やアレルギー薬、アレルギー点眼薬には抗コリン作用のある成分が含まれていることが多く、抗コリン作用のある薬を使用すると副作用で緑内障が誘発される可能性があるので、緑内障をすでに発症している場合には薬を選んだり使用する時に注意が必要です。

市販薬は医師に相談してから使用・服用したほうがよいですが、病院で薬を処方してもらったほうが安心できるでしょう。



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