bnr1

緑内障はどんな見え方


視力が1.5でよく見えるのになぜ視野が欠ける現象が起こるのでしょう。

実は視力と視野とは目の機能からいうと別物なので、緑内障を理解するには視野のことも知ってください。

ここでは緑内障でおこる視野の見え方について解説します。

7緑内障見え方


視野とは

視野とは正面を向いて真っ直ぐ前方を見つめた時に、上下外側(耳側)内側(鼻側)がどこまで見えるのかを意味し見える範囲のことを表します。

通常の視野は耳側が約100度、鼻側は約60度、上が60度、下は約75度が見える範囲で、
内側よりも外側が広く見えるのは私たちの目がもともとやや外向きになっているからです。

視野の感度は中心部分ほどよく、周囲ははっきり見えなくなります。

また誰にでも中心のやや耳側に盲点と呼ばれる見えない部分があります。

緑内障になると視野は病気の進行に従って狭くなり、鼻側から欠けていきますので日ごろから注意してください。

なお視野を調べる時は両目で見ると互いに補い合い正確なところがわからないので必ず片目ずつおこないます。


なぜ緑内障は気づきにくいのか


眼圧が上がるとまず上下の視神経繊維が委縮し、中心部分は視力にかかわるところですが、ここの神経は強いので最後まで残ります。

緑内障は視神経が障害を受けて視野が狭くなったり欠けたりしますが、視野の中心は視神経繊維が豊富なので視野が狭くなる「視野狭窄」が起こっても視力は正常に保たれることが多く中心部は見えているので気づきにくいです。

5


緑内障の初期には視野がやや狭くなったり、視野の中で部分的に感度が低下して進行につれて全く見えない部分(暗点)が出てきます。

この暗点も初期には盲点と同様に視力には影響がなく気がつかない人がほとんどなのです。

しかし暗点が大きくなってきて、周辺を覆うようになると周辺部はまったく見えなくなり
中心を残すのみとなって風景はまるで筒を通して覗いているように狭くなります。


視野の検査をするまでわからないことが多いのですが、放っておくと暗点はどんどん大きくなり、本人が気がついた時にはかなり悪化していることが多いのです。

視野の狭まりや暗点の拡大とともにしだいに視力も低下していき、
緑内障で視力の低下が激しくなると失明の危機にあると考えられます。


緑内障は両眼視機能で視野が欠けている片目を補うので、片目の6割の視野が失われていても、もう片方の目が視野を補うので目の異常に気づきにくく、症状が悪化していることが多いのです。

4

緑内障の視野の見え方

check2 極早期

視神経の委縮が始まっていても普通の視野検査では異常は見つかりませんし、全く症状はありません。
精密検査でも視野に異常を見つけることは困難な時期です。

視野6


check2 初期

視野の中心ではなくすぐ上の部分や、鼻側のほうのやや外れたところに見えない暗点が出てきます。

ほとんどの人は気がつきませんが、検査をすると視野の異常が発見できます。

視野7


check2 中期

初期の視野欠損が広がり見えない範囲が広がりますが、両眼視機能によって欠けている部分が補填されるので自覚症状がほとんどないです。

中心の上部の欠損は弓形に広がり鼻側の欠損も広がっていき、鼻側の視野は両目で補うため気がつきにくいです。

視野の1/4くらいが欠けるとはじめて異常に気づく人も出てきます。

視野8


check2 末期

見える範囲が狭くなり、中心近くの視野欠損部と鼻側の欠損がつながってきます。

視力も低下して日常生活にも支障をきたすようになり、文字が欠けて見えたり、テレビ画面の一部が見えなくなったり、人によくぶつかったりするようになります。

酷い時は横から出てきた車が見えない事もあり危険です。

気づきにくいので放置してしまうと、失明に至ります。

この段階になると中心の視野は残っていて視力はありますが、視野は筒から覗いているような状態になります。

視力が落ちないからといって放置すればさらに悪化して中心の視野も失い視力は0.1以下となり歩行も危険になり最終的に失明する可能性もあります。

視力はあっても視野は欠ける状態が起こり、そして鼻側が欠けてきたら要注意で酷い時は失明に至ります。

視野9



サブコンテンツ

このページの先頭へ