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緑内障に自覚症状はあるのか


緑内障は、目で見える範囲の周辺部分から少しずつ視野が欠けはじめていき、進行していくとだんだんと中心部分にまで影響を及ぼし失明に近づいていくことは 緑内障の症状 でお伝えしました。

ここでは視野が失われていく緑内障の症状ではなく、体に異変を感じる「緑内障の自覚症状」の部分について解説します。

2.12緑内障の自覚症状

緑内障の症状にはほとんど自覚症状がないまま病気が進行する「慢性緑内障」と体に急激に激しい異変を感じる自覚症状がおこる「急性緑内障」がありますが、緑内障の多くは自覚症状がないまま進行する「慢性緑内障」を患っています。

しかし慢性緑内障の場合も急性緑内障の場合も、失明のリスクは高いので気をつけなければいけません。

それでは自覚症状にはどんなことが起こるのかおのおの解説します。


慢性緑内障の自覚症状

check2 慢性緑内障の自覚症状

慢性緑内障の場合は、瞳孔の色が変わることもなく目の痛みや充血などもほとんど感じることがないまま視力低下や視野欠損も緑内障が進行していき、末期にならなければ自覚症状を感じ取ることはほとんどないです。

この時の唯一の自覚症状は、視野の一部に見えない部分ができてくるというものですが、人は普段左右の目で物を見ていますが、各々の見えない部分をかばい合うことができる「両眼視機能」というシステムが備わっていることで、この見えない症状になかなか気づきづらいのです。

初期の段階では眼の中心からやや外れたところに「暗点」という見えない部分ができてきますがなかなか気づくことができません。

中期にはこの暗点が拡大して見えない範囲が広がっていき、さらに後期になると見える範囲がもっと狭くなり視力もだんだんと低下していくので日常生活にも支障が出るようになり、この症状を感じ取れないで放置していると失明する可能性もあります。

慢性緑内障は10年、20年という長い期間で徐々に進行していくことから、視野に多少不自然なところがあってもその症状に慣れてしまうことがありますので、かなり進行した時に見え方の異変に気づいた場合でないと視野の異常を自覚することは難しいです。

慢性緑内障は目の内部で刻々と変化が起こっているにもかかわらず、そのほとんどは自覚症状がないまま進行する病気なので、どんどんその症状が深刻化する状態を避けるためにも、40歳を過ぎたあたりから眼科を受診して目の状態を確認しておいたほうがよいです。


急性緑内障の自覚症状

check2 急性緑内障の自覚症状

急性緑内障は急激に激しい自覚症状を起こし、実はすぐにでも治療が必要な危険な状態なのです。

急性緑内障の自覚症状として、発作のように突然の激しい頭痛や目の痛みがおきたり、目の充血がおこったり、場合によっては嘔吐や腹痛、急激な視力低下や発汗などの強い症状がおこるのが特徴です。

急性緑内障で突然発作が起こる前兆の例として、目がかすんだり、目が重く感じたり、光りの周囲に虹が見えたり、突然強い偏頭痛がおこるという症状があらわれることがあるようです。

急性緑内障の発作を誘発する原因には、暗い場所での作業やうつ伏せになって作業していたり、風邪薬を飲んだ時などにおこることが多く、そのほかにも精神的に興奮したり、過度なストレスを感じたりした時などがあげられので、急性緑内障の発作に不安がある人はこれらのことに注意してください。


急性緑内障の自覚症状がおこったらどうする?

急性緑内障はすぐに適切な処置が行われないと数日以内に失明に至るという恐ろしい病気なので、急性緑内障の症状がおきたら早急に病院を受診することをすすめます。

急性緑内障の症状がおきたら慌てて病院を受診すると思われますが、この時に気をつけなければならないことは、自分が緑内障とわかっていれば急性緑内障ではないかと疑い処置は早く施されますが、問題は自分が緑内障であるのかを全くわかっていない時です。

急性緑内障の自覚症状で医療機関を受診したとしても、自分自身が緑内障であるのかわかっていないので頭痛や腹痛、嘔吐などの症状から脳卒中や消化器の病気と疑われることが多く、何の病気であるのは判明するまでに時間がかかる場合があるようです。

異常が見つからないことからその日は応急処置だけ施され、症状が治まらないので次の日に医療機関を訪れ精密検査を受けたりしてはじめて急性緑内障とわかることもあるようです。

もしも緑内障とわかっているのであれば、急性緑内障ではないかと疑われる可能性が高いので、激しい目の痛みや頭痛、吐き気などの自覚症状がある時ははっきりと医師に伝えてください。



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