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緑内障はどんな症状がおこる


緑内障は目で見える範囲の周縁部から少しずつ視野が欠けはじめ、進行すると中心部まで影響を及ぼしだんだんと失明に近づいていきます。

片方の目の視野が欠けても両目で見ることで欠けている視野を補い合う「両眼視機能」が目に備わっていることで、視野が欠けてきている症状に気づきにくい人がほとんどです。

ここでは症状がわかりずらい緑内障について解説します。

1.26緑内障の症状


緑内障は症状がわかりずらい

緑内障の患者は全国に300万人もいるとされていますが、そのうちおよそ約9割の人に自覚症状がないといわれています。

この理由は見える範囲の周縁部から徐々に視野が欠けはじめていくことで、中心部の異変を気づくのに時間がかかりかなり症状が進行してからわかるためです。

また視野には、片方の目の視野が欠けていても両目で見ることで欠けている視野を補い合う両眼視機能が備わっています。

この優れた機能により視野に異変があっても気づきにくいことで、症状が進行しているのがわからない人がほとんどです。


緑内障では初期には視野の中で部分的に感度が低下して視野が狭まったり、さらに進行すると全く見えない暗点という部分が視野の中心近くに出現するのが緑内障の症状の特徴です。

敏感な人ですとこの暗点に気づく人もまれにいますが、視野にはほとんど影響しないので視野検査を受けるまでわからないことが多いです。

暗点が拡大し視野の欠損が半分に広がっても両眼視機能により異常に気がつかないことが多いようで、ほとんど見えなくなるまで気がつかなかったという人もいるようです。

視野欠損は初期では目の中心をやや外れたところに暗点ができ、中期になると暗点は視野の半分くらいまで拡大していき、さらに視野が狭くなり日常生活にも支障をきたすようになると緑内障の末期の症状で視力も落ちてきてそのまま放置すると失明に至ります。


緑内障の症状がでたらすでに手遅れの場合もある

緑内障の症状にはほとんど自覚症状がないまま病気が進行する「慢性緑内障」と、急激に激しい症状を起こす「急性緑内障」があります。

緑内障の多くは自覚症状がないまま進行する「慢性緑内障」を患っています。


check2 慢性緑内障

慢性緑内障の場合は、瞳孔の色が変わることもなく痛みや充血などもほとんど感じず視力低下や視野欠損も末期にならなければ自覚することができません。

唯一自覚可能な症状といえば、視野の一部に見えない部分ができるといういうものですが、普段は左右の両眼で物を見ていて両眼視機能があるためにその症状に気づきにくいです。

症状の初期は眼の中心からやや外れたところに見えない暗点ができて、中期にはこの暗点が拡大して見えない範囲が広がり、さらに後期になると見える範囲が狭くなり視力も低下するので日常生活にも支障をきたすようになり、これを放置すると失明することになります。


check2 急性緑内障

急激に激しい症状を起こす「急性緑内障」はすぐにでも治療が必要な症状で、突然発作が起こる前兆として目がかすんだり、目が重い、光りの周囲に虹が見える、偏頭痛がするという症状があらわれることがあります。

また急性緑内障は発作のように突然の頭痛、激しい目の痛み、充血、嘔吐、腹痛、視力低下、発汗などの強い症状がおこるのが特徴です。

急性緑内障の発作を誘発する原因として、暗い場所で作業している時やうつ伏せになっている時、風邪薬を飲んだ時、精神的な興奮、過度なストレスが強い時などがあげられるので、急性緑内障に不安がある方はこれらのことを日ごろから注意してください。


急性緑内障の症状がおきたら病院を受診すると思われますが、急性緑内障はすぐに適切な処置が行われないと数日以内に失明に至るという恐ろしい病気です。

急性緑内障の症状で医療機関を受診する際に、腹痛や嘔吐などの症状から脳卒中や消化器の病気と疑われることが多いので、目の症状がある場合はっきりと医師に伝えてください。


緑内障が進行しないためには症状に合わせて眼圧を下げる治療が必要になります。

しかし現代の緑内障の治療法では眼圧を下げて症状の進行を遅らせることは可能ですが、緑内障自体の完治は不可能です。

緑内障は眼内で変化が起こっているにもかかわらず、そのほとんどは自覚症状がないまま進行する病気なので、症状が深刻化している状態を避けるためにも40歳を過ぎたら眼科を受診して目の状態を確認しておいたほうがよいです。



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