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眼圧の検査方法はどんなことをする


眼圧を下げることが基本の緑内障治療では、房水によって保たれている眼圧を測定する眼圧検査はとても重要です。

ここでは眼圧の検査ではどのような機械を使いどんな検査をするのか、また痛みなどはないかなどを解説します。


眼圧検査だけでは緑内障と判断できない

通常正常な人の眼圧は10~20mmHgで、眼圧基準値は7~21mmHgの範囲内ですが、この検査の結果で数値が高い場合は緑内障の可能性があると疑われます。

ただ眼圧の高い人のすべてが緑内障になるわけではなく(高眼圧症)、逆に眼圧が正常な場合でも緑内障になる(正常眼圧緑内障)場合もあります。

眼圧はいつも一定というわけではなく季節や時間でも変わることもありますので、眼圧検査だけではすべてを把握することは難しく眼底検査や視野検査なども並行して行う必要もあります。

眼圧の検査や治療は眼科医の指示に従って行ってください。


眼圧を測定する検査機械は何がある?

ここからは眼圧検査で使われる計測機械について解説していきます。

眼球には眼圧といって内側から外側へ押している圧力が働いていますが、この眼圧に異常がないかを調べるための眼圧検査にはいろいろな方法があります。

眼圧検査では、眼球と接触して測る「ゴールドマン眼圧計」と眼球と接触せずに測る「空気眼圧計」の主に2つの機械を使って測定されています。


ゴールドマン眼圧計

「ゴールドマン眼圧計」は細隙灯顕微鏡がついている眼圧形で、点眼薬で目に麻酔を施し色素をつけた角膜に眼圧計を密着させて測定します。

接触面が一定の面積になるまで圧迫していき、その時の圧力が眼圧として測定されます。

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眼球に器具を直接当てることになるので怖いかもしれませんが、事前に点眼薬麻酔をするので痛みは伴いません。

検査後10分間くらいは表面の乾き具合を防ぐために意識的にまばたきをしたり目を閉じているようにするとよいです。


細隙灯顕微鏡

角膜と虹彩が交わる隅角には眼圧を調節する房水の排出口がありますが、この開き具合を観察する「隅角検査」は緑内障の症状を診断し治療を進めていくうえで重要です。

隅角検査の方法は、まず暗くした部屋でひたいとあごを機械に固定する姿勢をとり、隅角鏡といわれる医療用コンタクトレンズを目の上に乗せ、患者さんの目にスリットランプから出る細く強い光の束を斜め方向から当て、隅角の状態を細隙灯顕微鏡で拡大して眼球の表面や内部を調べます。

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細隙灯顕微鏡ではまぶたやまつげ、結膜、角膜、前房、虹彩、水晶体など眼球のほとんどの部位を観察できますが、特に角膜や水晶体の状態を調べるのに適しています。

細隙灯顕微鏡検査の検査中にまぶしさを感じることはありますが痛みをともなうことはありません。


この隅角検査で房水が排出される隅角部分が開いているか閉じているかの結果により、隅角が広い場合は「開放隅角緑内障」、狭い場合は「閉塞隅角緑内障」と判断できます。

細隙灯顕微鏡では隅角のみならず目のほとんどの部位を調べることができるので、この機械に他の器具を組み合わせて緑内障を診断するための眼圧検査や眼底検査も行うことができます。

またこの機械を用いて緑内障以外の華麗黄班変性やブドウ膜炎、糖尿病網膜症、眼の外傷なども診断できます。


空気眼圧計

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空気眼圧計

「空気眼圧計」は眼球に瞬間的に圧縮された空気を吹きつけて角膜の凹み具合から眼圧を測定します。

空気眼圧計での検査は、目に瞬間的な強い風が当たり違和感はありますが痛みは伴わないです。

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手軽に行われることから健康診断などでよく使われますが眼圧は心臓の拍動によっても変動するので計測時間が短いぶんばらつきも大きくなることがあります。

空気眼圧計は「バフッ」っと瞬間的な強い風が目に当たるので、反射的に目をつむってしまうことや目に力がはいってしまい、特に高齢の方や子供、患者さんの状態によっては何度も圧縮された空気を吹きつけられることがストレスとなり検査がなかなか進まないこともあります。



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