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緑内障の手術にはどんな合併症があるのか


どんな手術にもまれに合併症がおこることがありますが、緑内障の手術にもまれに合併症があります。
ここでは緑内障の手術でおこる合併症について解説します。

4.22


緑内障の手術後の合併症

人はそれぞれ違う体質を持っているので、緑内障の手術後でもどんなことが起こるかわからず、100%何も起こらないという保証はありません。

緑内障の手術後ではまれに合併症がおこり危険が生じることもあります。


緑内障の手術の種類によっても、生じる合併症には違いがあります。

合併症の例では、前房に出血が出たり、手術を行なったにもかかわらず眼圧が安定しない状態が続き、眼圧が下降したり、上昇しすぎて視力に影響することもあります。

手術後に白内障が進んでしまったり、網膜剥離がおこったり感染症をひきおこす可能性もあるので注意が必要になります。

手術を承諾される際に、医師から病状のことや、なぜ手術が必要なのか、その手術はどんな内容なのか、手術をしている時に危険は伴うのか、手術が終わった後にどんな危険が伴うのかなどの十分な説明を受けて、納得されてから手術を受けなければいけません。

合併症などが生じる危険はとても少ないわけですが、緑内障の手術には合併症のリスクがあることを理解してから手術を受けることです。

緑内障の手術の合併症にはつぎのような合併症の症状がおこる場合があるので、よく読んで理解されてから手術を受けるようにしてください。


緑内障の手術による合併症例

check1 眼に出血がおこる

眼の中に出血を起こすこともありますが、白目の出血は手術後、数日から 1週間くらいで吸収され、出血の量が多く吸収されにくい場合には洗浄する場合もあります。

また、非常に稀ですが眼圧の急激な変動によって眼内の血管が崩壊して大出血をおこす「駆出性出血」と呼ばれる合併症があり、手術中にこれがおこると眼球内に大量に出血が生じ、失明の危険性があるので手術は中止になります。

眼に力が入ってしまうと生じやすいこともあり、この症状は予測ができず確実な予防法もないようです。

check1 眼内炎がおこる

手術中や手術後に眼に細菌が入り込み眼球内で炎症がおこることがあり、最悪の場合には失明してしまいます。

視力低下や充血、眼の痛みが続くなどの症状がありますが、手術による眼内炎の発生率は 0.1 %以下であるようです。

眼内感染が発症した場合、再手術、抗生剤の投与をおこない早急に処置をすることになります。

手術の前や手術の後の点眼は指示通り行なわないと感染を予防できず、失明する場合もあり、
線維柱帯切除術の術後は特に要注意で、長期間の抗生剤点眼が必要になります。

check1 視野と視力が低下する

手術後に乱視で視力が下がったり、手術直後に眼圧上昇で視野が欠けたりすることがあります。

緑内障がとても進行した人に、手術後に中心部の視野が失われて急激に視力が低下することがまれにあるようです。

緑内障の手術の目的は、眼圧を下げて視野がこれ以上悪くならないようにできるだけ長期的な視力を存続させる効果を狙ったもので、すぐに視力がよくなるという目的で行なうものではないです。

check1 手術の麻酔について

手術の麻酔薬によって強いアレルギー反応を起こすわずかな可能性もありますが、万が一強いアレルギー反応がおきた場合には適切な処置が行われます。

check1 眼圧低下について

手術後数週間は、眼圧が低かったり安定しないことがあり、眼圧低下は特に線維柱帯切除術の手術直後にみられます。

手術の後、房水が結膜の下に多く流れすぎたり、結膜より外に流れ出てしまうことなどから眼圧が下がりすぎたりすることがあり眼圧が下がりすぎ低眼圧が続くと眼の張りが失われて眼球がひずみ物が見えづらくなります。

ほとんどの場合が経過観察で改善しますが、結膜から水の漏れが明らかなときには圧迫眼帯をして房水が流れすぎないようにしたり、再縫合を行ったりします。

check1 眼圧上昇について

手術時の出血や炎症などによって手術後に眼圧が上がることがあり、これは手術で作った創が閉じかけることで眼圧が上昇します。

手術直後の入院中は、医師が眼を押して眼球マッサージをしたり、創を縫った糸を切るためにレーザー切開などの処置を行い眼圧を調整します。

あるいは点眼薬、内服薬で経過を見たりする場合もあります。

手術時には低眼圧にならないようにきつめに創を縫いますので、眼球マッサージやレーザー切開などの処置はほとんどの方に行うことになります。



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