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眼圧を下げる手術は何がある


眼圧が下がらないと緑内障が進行する可能性は高いのですが、治療を行っても眼圧が下がらない時には手術をする場合もあります。

しかし緑内障のタイプによって手術方法も違うので、ここではタイプ別に緑内障はどのような手術があるのか解説します。

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眼圧を下げる手術にいたるまで

眼圧が下がらないままでいると視神経が圧迫され、徐々に視野が欠けるなどの視機能障害がおこり、最悪の場合は失明することがあります。

眼圧を下げるには継続して治療を行うしかないのですが、眼圧のコントロールは点眼薬や内服薬、手術などによって眼圧を下げたり、視機能障害の発生や進行を食い止めることになります。

緑内障の治療法はそのタイプと進行状態によって異なりますが、そのおもな治療法としては薬物療法、レーザー治療、手術療法の3つがあります。

薬物療法では、眼圧を下げるために点眼薬を用います。

レーザー治療には、目にレーザーを当てて虹彩に小さな孔をあけるレーザー虹彩切開術や、線維柱帯の目詰まりを改善するレーザー線維柱帯形成術があります。

手術療法には、房水の新たな排出路をつくる「線維柱帯切除術」や排水路を再開通させる「線維柱帯切開術」などがあります。


緑内障のタイプには「閉塞隅角緑内障」と「開放隅角緑内障」があり、どちらも別のタイプなので手術方法にも違いがあります。


眼圧を下げる手術の種類

薬やレーザーによる治療で眼圧が下がらない場合には手術が行われることになりますが、眼圧を下げる主な手術は2つあり「線維柱帯切除術」と「線維柱帯切開術」があります。


「線維柱帯切除術」はろ過手術ともいい、正常眼圧緑内障を含む「開放隅角緑内障」に行い、目に局所麻酔をかけて結膜と強膜の半分をはがし穴をあけたあとに縫合する手術をします。

この手術の目的は、結膜の下に新たに房水の排出路と水をためる「ろ過胞」を作り、流れを円滑にし、手術には60~90分ほどの時間がかかります。


「線維柱帯切開術」は流出路再建手術ともいい、軽度の「開放隅角緑内障」で行われ、目に局所麻酔をかけて強膜を切開して結膜の一部をめくり、線維柱帯の詰まっている部分を切ったあとに縫合する手術をします。

この手術の目的は、詰まっていた線維柱帯から再び房水が流れだすように改善することで、手術の所要時間は 60~90分ほどかかります。


閉塞隅角緑内障の手術

「閉塞隅角緑内障」は、房水の排出口が虹彩の根元で塞がれるためにおこる緑内障です。

基本的に閉塞隅角緑内障の場合にはレーザー虹彩切開術を行います。

眼圧のコントロールが良好であればその後は定期検査を受けるだけになりますが、手術後にも眼圧が改善されなかったり視野障害が進んだりする時には薬によって眼圧を下げます。

もしも経過を見ながら改善されなければ、閉塞隅角緑内障での手術は「線維柱帯切除術」などを受けることになります。

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開放隅角緑内障の手術

「開放隅角緑内障」は、房水の出口は狭くないのに房水の循環が滞り眼圧が上昇する緑内障です。

開放隅角緑内障の場合には眼圧を下げることが優先されるので、点眼薬や内服薬を使って治療をし、その後眼圧がコントロールされ視野欠損も進まない経過であれば問題ありません。

そのまま眼圧を一定に保てるよう、点眼薬を選びながら同じ治療法を続けていくことになるのですが、目標にしている眼圧のコントロールができず視野障害の進行が認められる時があります。

その場合、開放隅角緑内障での手術は「レーザー線維柱帯形成術」「線維柱帯切除術」「線維柱帯切開術」などのレーザー治療や外科手術を行うことになります。



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