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房水とはなに


房水と密接な関係にあるのが眼圧です。

ここで「眼圧」を簡単に説明しますと、眼圧は眼球の内側から外側にかかる圧力のことで、眼圧によって眼球は適度な張りをもった丸い形に保たれています。

この眼圧をコントロールしているのが、角膜と水晶体の間の前房と後房を満たしている「房水」という透明な液体で、眼圧に大きな影響を与えています。

b1房水


房水とはなに

房水について解説します。

たとえばテニスボールの硬さを調節しているのは空気であることは良く知られています。

空気をたくさん入れるとボールは硬くなり、逆に空気が抜けるとボールはやわらかくなります。

これが目にも同じようなことが起こっており、目の硬さを調節しているのが房水と呼ばれる水です。

房水は血液がろ過され赤血球が取り除かれた透明な血液と考えられ、水とはいえ血液と成分が似ているのです。

もしも房水のかわりに血液がそのままの状態で目に入っていたら、視界は真っ赤になって何も見えなくなるので房水は透明なのです。

房水1


房水が排出されなくなるとどうなる

房水は目の硬さを維持する働きのほかにも、角膜や水晶体など血液を持たない組織に栄養を補給したり、老廃物を洗い流したり殺菌などから目を防御する免疫細胞を眼内に運んだりしています。

房水は毛様体で作られ、角膜と水晶体の間(後房から瞳孔を通って前房)へ抜け、隅角に入ります。

そしてゴミなどをこす排水口の役目をしている網目状の繊維柱帯というメッシュ状の組織を通ります。

その後排水管であるシュレム管という管から目の外へ排出されますが、その間に角膜や水晶体に栄養や酸素を供給したり老廃物を受け取ったりします。

房水は決まった経路で循環しているのですが、房水が産生される量と排出される量のバランスがとれていれば房水の全体量は変わらず、目の中には常に一定量の房水が循環していることになり眼圧をコントロールし一定に保つことができます。

ところが排水口に当てはめるとそこにごみがたまるように、何かしらの要因で繊維柱帯が詰まり排出がうまくいかなくなることがあり、バランスが乱れ眼内の房水の量が多くなることでボールに空気をどんどん入れるのと同じ状態になり眼圧が上昇します。

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その結果として視神経が束になり眼球の外へ出ていく視神経乳頭が圧迫されて不具合が生じ、やがて視神経が障害されることにより視野の欠損などの症状が現れます。

これが緑内障がおこるとされる道筋です。



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