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狭隅角緑内障はどのような病気か


隅角が狭くなると房水の排出路である線維柱帯を塞ぐので眼圧は上昇しますが、狭隅角緑内障ではこの状態がおこります。

ここでは狭隅角緑内障とはどのような病気なのか解説します。

4.4

狭隅角緑内障とはなに?

毛様体から分泌された房水は、水晶体と虹彩の間の後房を通って前房に抜けていきます。

ところが、たとえば白内障の場合では水晶体の厚みが増すと水晶体と虹彩の間が狭くなり、房水は抜けにくくなります。

房水は後房にたまることになり、この時の圧力により虹彩を押し上げられると隅角が狭くなり、そして房水の排出路である線維柱帯を塞ぐことにより眼圧は上昇します。

これが狭隅角緑内障がおこる原理です。
2.6b急性緑内障


隅角の開き具合は眼圧に関係している

隅角がどれくらい開いているかは隅角検査でわかり、正常な隅角は20~45度で、この範囲なら隅角閉塞は起こらないとされています。

20度以下になると隅角閉塞がおこる可能性が生じ、さらに10度以下になるとかなりの確率で隅角閉塞がおこるとされます。


狭隅角の人が瞳孔を開くと前房が最も浅くなり、房水の出口を完全に塞いで眼圧が急上昇する可能性があります。

これは日常生活でもおこるとされ、興奮したり、暗い所で読書をした時などは瞳孔が開くので注意しなければいけません。風邪薬やバリウムを用いた胃や腸の検査でも瞳孔が開くことがあります。


狭隅角緑内障では予防的な治療をすることもある

狭隅角緑内障の治療は点眼薬のほかに、虹彩にレーザーで孔をあけるレーザー虹彩切開術もよく行われる方法です。

この治療法で後房と前房が直接つながることにより後房の内圧が下がり、弓なりに押し上げられていた虹彩も元に戻るので、これをすることにより虹彩の根元が線維柱帯に癒着することを防ぐことができます。


完全に閉塞していないものの、いつ閉塞してもおかしくないような強度の狭隅角に対しては、安心できる状態にしておかないと発作がいつ起こるのか常に気にしながら生活していなければいけないことから、予防的にレーザー虹彩切開術を行うこともあります。

また治療が遅れると隅角が癒着してしまい、虹彩に孔を開けても元に戻らないことがあり、そのような場合には手術が必要になります。



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