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急性狭隅角緑内障はどんな症状がおこる


急性狭隅角緑内障の症状がおこると治療が遅れ、失明するケースがあります。

ここではなぜそんなことがおこるのか?急性狭隅角緑内障はどんな症状がおこるのか解説します。

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狭隅角緑内障がおきるのはどんな人

狭隅角緑内障は房水の出口が虹彩の根元で塞がれるためにおこる緑内障です。

排出口は角膜と虹彩のわずかな隙間にありますが、この隙間が体質的に狭い人があって年齢が進むにつれてそれがはっきりしてきます。

狭隅角緑内障は60歳以上の遠視の女性に多くみられ男性の2~4倍も多いと言われていて、長い間暗い所にいたり、うつむいて読書や仕事をしたり、精神的に興奮したりするような状況で起こりやすいようです。

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このように目では何かの拍子に突然 虹彩の根元の排出口が塞がれることがあり、そして房水の流れは急激に滞り、眼圧はみるみる上昇します。

その結果、視神経は障害をおこし視野が狭まっていき放置していると失明に向かって行きます。


急性狭隅角緑内障の症状がでたら要注意

急性狭隅角緑内障の症状としては、突然目が真っ赤に充血して激しく痛み出し、視力も落ちてきますし、激しい頭痛や吐き気もしてきて実際に吐いてしまう人が多いです。

虹視といって光を見るとまわりに虹のような輪がかかって見えることもあります。

目だけでなく全身に症状があらわれるため、慌てて内科や脳神経外科などの病気ではないかとそちらで診察してもらう人が多いようです。


急性狭隅角緑内障は、もともと狭隅角ないし閉塞隅角の人が精神的なショックや疲労、不眠、風邪、喘息、散瞳などを引き金にして急激な眼圧上昇を起こします。

眼圧が 50mmHg、極端な場合は100mmHgにも上がり、治療が遅れると一晩で失明することもあり、片目だけにおこるのが通例のようです。


急性狭隅角緑内障は治療が遅れるケースが多い

急性狭隅角緑内障の発作は激しい症状を伴い治療は一刻を争うのですが、治療が遅れることが多くあります。

その原因のひとつに頭痛や吐き気を伴うために内科を受診してしまうことがあげられます。

内科医が急性狭隅角緑内障と気づけばよいのですが、頭痛薬などをもらって帰宅しても治らず次の日に再度受診してやっと急性狭隅角緑内障とわかることもあります。

はじめに発作が起きた時すぐに治療が行なわれれば眼圧も下がり重大な問題がおこらないのですが、内科や外科など眼科以外の病気と間違われると時間ばかり過ぎていき、手遅れになることがあります。

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急性の発作は夜間に発生することが多いのですが、それは暗い所で光を取り入れようと瞳孔が開き虹彩がふくらんでくるので隅角が塞がれためにおこります。

急性発作を起こす前に、目が痛い、目が重い、目がかすむ、電灯などの光のまわりに虹のようなものが見えるというような変調を訴えている人が多くいます。

緑内障の知識があったり、緑内障に関する病気で眼科を定期的に受診していれば問題ないのですがほとんどの人は知らないことが多く、失明という大きなリスクをともなっています。


急性狭隅角緑内障の症状を改善するには

急性狭隅角緑内障とわかれば、治療はレーザー虹彩切開術が中心になります。

一刻を争う緑内障発作の治療では、瞬間的にしかも劇的に眼圧を下げるレーザー虹彩切開術は非常に有効な手段になります。

ただ水晶体を吊っているチン氏体が弱っているために水晶体が前に出るのを止めることができず、水晶体が後ろから押していて虹彩に孔を開けても隅角が開かないケースもあります。

また高眼圧により隅角に濁りが出ている場合はレーザー虹彩切開術ができず、この場合にはレーザーが角膜を通過しやすく見えない虹彩をねらいやすくするために高浸透圧剤を点滴して角膜をきれいにしてから、レーザー虹彩切開術を行います。

角膜の濁りを取り房水や硝子体に作用して眼圧を下げるのに 30分ほどかかりますが、
眼圧が下がってくれればレーザー虹彩切開術を行うことができ眼圧は正常に戻ります。

もしもレーザー虹彩切開術ができなければほかの手術を行なうことになります。



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