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正常眼圧緑内障の治療について


通常の緑内障は眼圧が上昇することで目の視神経が障害され、視野がだんだんと狭くなる病気です。

初期のころには自覚症状がほとんどないために自分では気がつかずになかなか発見できないことから、異常を感じた時にはすでに症状が進んでいて失明してしまうこともあります。

緑内障と診断された場合さまざまな治療が行われますが、ほとんどの場合は眼圧を下げて視神経の障害をそれ以上進行させないようにするのが目的で、薬や手術で眼圧が下がっても一度損なわれた視力や視野は治すことができません。

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通常の緑内障はこのように眼圧が関係しておこるとされていますが、正常眼圧緑内障は眼圧が正常であるにもかかわらず視神経が圧迫されて障害を起こすという、眼圧に関係なく発症する緑内障の病気です。

そのことからも早期発見と早期治療につながる緑内障を早く意識することが一番重要なのです。

ここでは正常眼圧緑内障は通常の緑内障の治療と違うのか、それ以上進行させないためにどのようなことをしていったらよいのか解説します。


通常の緑内障の治療

緑内障は眼圧の上昇で目の視神経がおかされ視野が狭くなり、一度視神経が障害を受けて傷んでしまったら二度と視神経を回復させることは不可能で、症状によってはあらゆる治療法を尽くしても進行を止めることができない病気であることは、緑内障は治る病気かの記事でも解説しています。

視神経の萎縮が生じている場合にはそれを元に戻すことはできなく緑内障は治療を行えば治るという病気ではないことを理解する必要があります。


眼圧を下げる方法には薬物療法、レーザー治療、外科的手術の3つがあります。

緑内障の主な治療目的は「眼圧を下げること」「症状の進行を遅らせること」 で元のように回復させることではなく、眼圧を下げて視神経の萎縮がそれ以上進まないようにし視力や視野を少しでも良い状態に保つことになります。


正常眼圧緑内障の治療

正常眼圧緑内障の治療は通常の緑内障と同じように薬物療法が中心になります。

正常眼圧緑内障の患者さんの眼圧は正常範囲内(10~21mmHg)にあるから眼圧値は高くないのですが、それでも本人にとっては高すぎる値と考えられることから点眼薬で眼圧をさらに下げることをします。

1.28a正常眼圧緑内障

ただし患者さんの中には眼圧が正常範囲でも低めの方がいるので気をつけなければならず、以前はこのような患者さんの治療はかなりむずかしいかったのですが、現在ではたくさんの新薬が登場し、その組み合わせによって対応が可能になってきています。

正常眼圧緑内障の進行は非常にゆっくりしているので、患者さんの年齢と視神経の萎縮の程度を考えあわせて治療方針を決めています。



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