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正常眼圧緑内障の原因はなに


正常眼圧緑内障がなぜ起こるのか不明な点も多くありますが、原因として明らかにわかっていることをここでは解説します。

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通常の緑内障がおこる原因

はじめに通常の緑内障がおこる原因を解説しますが、眼球は 眼圧 と呼ばれる眼球の内側から外側に常に一定にかかっている圧力によって適度な張りをもった丸い形状を保つことができます。

眼圧に大きな影響を与えこの眼圧をコントロールしているのが、角膜と水晶体の間の前房と後房を満たしている房水という透明な液体で、房水の量が一定に保たれていることで眼圧も一定に保たれます。

房水は毛様体でつくられ決まった経路で循環し隅角まで流れていきますが、何らかの原因でこの房水の産生と排出のバランスが崩れて房水がたまり眼圧が上がることで、視神経が束になっている視神経乳頭が圧迫されて視力や視野が欠けるという障害がおこります。


通常の緑内障がなぜ起こるのか不明な点も多くありますが、原因として明らかにわかっていることは 眼圧の上昇が影響していることです。

緑内障は治る病気ではないので、今のところ緑内障を進行させないために欠かせない主な治療法は眼圧を上げないことです。


正常眼圧緑内障がおこる原因はなに?

通常の緑内障は 眼圧の上昇が深く影響していましたが、今度は正常眼圧緑内障がおこる原因について解説します。

眼圧の値が正常であるにもかかわらず緑内障がおこる正常眼圧緑内障の仕組みについては2つあるといわれます。

check2 機械的圧迫説

正常眼圧緑内障の原因として有力なのは「機械的圧迫説」という緑内障特有の型にはまっているメカニズムが関係していると考えられていて、正常眼圧緑内障の視神経乳頭の変化にもやはり眼圧が関係すると考えられています。


視神経乳頭に対する眼圧の影響には個人差があって、通常の緑内障の人にとっての眼圧の正常範囲と正常眼圧緑内障の人にとっての眼圧の正常範囲にはずれが生じており、正常眼圧緑内障の人にとっての眼圧の正常範囲が実は通常の緑内障の人よりも高い位置にあるのではということが考えられています。

すなわち眼圧の正常範囲は通常であれば 10~20mmHgですが、正常眼圧緑内障の人にとっての眼圧の正常範囲は、たとえば5~15mmHgという低い範囲の可能性があり、正常範囲の眼圧値 10~20mmHgは正常眼圧緑内障の人にとっては実は高い値であるのかもしれないということです。

1.28a正常眼圧緑内障


緑内障の眼圧の正常な基準値はあくまでも平均的な人間を基準に割り出した値であって、眼圧が高くても問題のない人もいますし、正常眼圧で視神経乳頭が障害される人もいます。

正常眼圧緑内障のかなりの部分はこの眼圧による「機械的圧迫説」によるものと思われます。


check2 血液循環障害説

血液循環障害説は、正常眼圧緑内障では眼底の視神経や視神経乳頭を栄養する血管に血液循環障害が生じているというものです。

最近では「血液循環障害説」の立場から、眼底の血液循環を改善する薬が多く発売されています。

しかし他の病気によって視野の異常がおこることもあり、正常眼圧緑内障は非常に診断が難しい緑内障です。

とくに大脳に障害があると視野障害がおこりやすく、正常眼圧緑内障の疑いがある場合には眼底検査や視野検査を行うとともに脳のCTやMRIを実施しなければならないようです。



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