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急性緑内障とはなに


緑内障には少しずつ症状が進行する「慢性緑内障」と、急激に激しい症状を起こし失明の危険度が非常に高い「急性緑内障」がありますが、ここでは「急性緑内障」について解説します。

2.4急性緑内障


急性緑内障の特徴

急性緑内障は発作のように強い症状がおきるのが特徴で、その症状には突然の頭痛や激しい目の痛みが多く、そのほかにも充血、嘔吐、腹痛、視力低下、発汗などの症状がおきることがあります。

それらの症状がおこり病院で受診される場合が多いですが、その時すぐに適切な処置が行われないと数日で失明に至るという恐ろしい緑内障のタイプです。


治療が遅れる原因のひとつには、頭痛や吐き気を伴うために内科を受診してしまうことがあげられ、この時に医師が気がつけばよいのですが頭痛薬などをもらって帰宅し翌日再度受診して急性緑内障であることがわかることもまれにあります。

受診の際には腹痛や嘔吐などの症状から脳卒中や消化器の病気と間違えられることがあり、急性緑内障と診断されるのに時間がかかる場合があるので、目に症状がある場合はこのことをきちんと医師に伝えてください。


急性緑内障の発作

急性緑内障の発作は、突然目が真っ赤に充血して激しく痛みだし、視力が落ちてきたり、頭痛や吐き気もして実際に吐いてしまう人もいます。

光を見るとまわりに虹のような輪がかかって見える虹視という症状が出る場合もあり、普通は片目だけにおこるようです。

急性緑内障の発作が突然起こる前には、目がかすんだり、偏頭痛がするという症状を感じることがあり、この発作を誘発する原因として精神的興奮や過度なストレスなどがあげられるので日ごろから注意しましょう。


急性緑内障の発作はもともと狭隅角や閉塞隅角緑内障の人が精神的なショックや疲労、不眠、風邪、ぜんそくなどを引き金にして急激な眼圧上昇を起こします。

発作が起こると正常範囲の眼圧であれば10~20mmHg(平均15mmHg)なのに対して、50mmHgになることもあり、酷い時は100mmHgという異常に高い数値にもなり治療が遅れると一晩で失明することもあります。


急性緑内障の治療

急性緑内障の治療はレーザー虹彩切開術が中心になります。

緊急を要する緑内障発作の治療では、瞬間的にしかも劇的に眼圧を下げるレーザー虹彩切開術は極めて有効です。

ただ白内障が進んでいる人では、水晶体を吊っている毛様体小体(チン小帯)が弱っているため水晶体が後ろから押され前に出るのを止めることができず、虹彩に孔をあけても隅角が開かないことがあり緑内障発作があらわれることがあり、この場合には白内障の手術をします。


また眼圧で隅角に濁りが出ている場合は、レーザーが角膜を通過しにくいことや虹彩が見えず狙いが定まらないため、30分ほどかかりますが水分をとる薬の高浸透圧剤を点滴して房水や硝子体に作用して眼圧を下げ角膜の濁りをとりきれいにします。

眼圧が下がればレーザー虹彩切開術を行うことができ、眼圧は正常に戻りますが、
もしレーザー虹彩切開術ができなければ手術室での手術となります。



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